ラピタ(LA・PITA)の防災セットを調べていると、「シェルター」「ラピタプレミアム」「ものすごい防災セット」の3種類が並んでいて、どれを選べばよいのか迷いやすいと感じている方は多いようです。名前も見た目もよく似ていて、価格差の理由がわかりにくいのが正直なところです。
この記事では、ラピタの防災セット3シリーズについて、リュックの素材・容量・機能の違いから、中身の構成の差、人数別の選び方まで、公式情報をもとに整理します。どれを選べばよいか迷っている方が、読み終わった後に「自分にはこれだ」と判断できる状態を目指して解説します。
なお、価格や中身の仕様は変わることがあります。購入前には必ずラピタ公式サイト(atrescue.jp)の最新情報をご確認ください。
ラピタの防災セット3種類を最初に整理しておく
「どれを選ぶか」を考える前に、ラピタの防災セットには大きく3つのシリーズがあることを確認しておくと、比較がしやすくなります。
シェルターシリーズとはどんな防災セットか
シェルターシリーズは、ラピタの防災セットの中でもっとも価格が抑えられたシリーズです。リュックは容量30リットルと3シリーズの中で最大で、重さは約460gと軽量です。生地は撥水加工が施されており、止水ファスナーも採用しています。
素材はナイロン系の撥水生地で、後述するラピタプレミアムやものすごい防災セットに使われているターポリン素材と比べると、耐久性や防水性にやや差があります。ただし撥水加工と止水ファスナーの組み合わせで雨天時の避難には十分対応できる設計です。
リュック単品での別売りもあり、自分でグッズをそろえたい方にも選びやすいシリーズです。子育て世代にもおすすめと公式が案内しているように、容量の大きさと軽さが特徴です。
ラピタプレミアムシリーズとはどんな防災セットか
ラピタプレミアムは、3シリーズの中でデザイン性と防水性をとくに重視したシリーズです。リュックにはテントにも使われるターポリン生地と止水ファスナーを採用しており、耐水性が高く丈夫です。容量は24リットルで、白を基調としたシンプルなデザインはリビングや玄関に置いても目立ちにくく、インテリアに合わせやすいと評判です。
ラピタプレミアムにはアイマスク・耳栓・ヒートパック3回分など、避難所生活での快適性を意識したアイテムが含まれている点がシェルターとの大きな違いです。また保存水は7年保存の500mlが5本入っており、シェルターや後述するものすごい防災セットよりも多い設定です。
なお、ラピタプレミアムの2人用はリュックが2個セットになっています。2人がそれぞれ分担して持ち出せる構成で、これは他の2人用セットと大きく異なる点です。リュック単品でも購入できます。
ものすごい防災セットとはどんな防災セットか
ものすごい防災セットは、背負う・持つ・転がすの3WAYタイプのキャリーリュックを採用した防災セットです。リュックにはラピタプレミアムと同じターポリン生地と止水ファスナーを使用しており、耐水性は同等です。容量はMサイズ24リットル、Lサイズ36リットルがあります。
キャリータイプの最大の利点は、体力が続かないときや重い荷物を持つときにタイヤで転がして移動できる点です。ただし段差や悪路ではキャリーが使いにくく、その際はリュックとして背負うことになります。2人用は1つのキャリーリュックに2人分を収納できる構成で、荷物をまとめて転がして移動したいシーンで役立ちます。
中身の基本構成はラピタプレミアムとほぼ共通していますが、保存水は500mlが3本と少なめで、ラピタプレミアムにあるアイマスク・耳栓・ヒートパックは含まれません。代わりに野菜ジュースが2本含まれています。3人用のラインナップがある点もものすごい防災セットの特徴です。
- シェルター:軽量・大容量・価格を抑えたいならこれ
- ラピタプレミアム:防水性とデザイン重視、避難所での快適グッズも充実
- ものすごい防災セット:キャリーで転がして移動したい、3人用が必要な場合に
- 3種類ともターポリン生地またはそれに準じる撥水素材と止水ファスナーを採用
- 公式サイトで中身の最新情報を必ず確認してから購入を検討するとよいでしょう
リュックの仕様を軸に3シリーズを比べてみると
3種類の防災セットを比較するとき、中身よりも先にリュック本体の違いを理解すると判断が整理されます。リュックの仕様が選ぶ理由のかなりの部分を占めているからです。
素材・防水性の違いをどう見るか
ラピタプレミアムとものすごい防災セットのリュックは、ともにターポリン生地を使用しています。ターポリンはテントや防水シートにも採用される素材で、引き裂きに強く、雨水の侵入を防ぐ性能が高いとされています。止水ファスナーと組み合わせることで、雨天時の避難でも内容物が濡れにくい構造です。
シェルターのリュックは撥水加工された生地と止水ファスナーの組み合わせです。雨天時でも十分対応できる設計ですが、ターポリン素材と比べると生地の耐久性や防水力に差があります。日常の取り扱いや保管では大きな問題にはならない範囲ですが、長期間の使用や過酷な環境での避難を想定する場合は意識しておくとよいでしょう。
容量・重さと持ち運びやすさの関係
シェルターは30リットルと容量が大きく、リュック本体の重さは約460gと軽量です。余ったスペースに常備薬や着替えを追加しやすく、カスタマイズの余地がある点で評価されています。ラピタプレミアムは24リットルで、リュック本体の重さは約800gです。ターポリン素材の分だけシェルターよりも重くなりますが、防災グッズを入れた総重量は約5kgほどになります。
ものすごい防災セットのMサイズは24リットル、Lサイズは36リットルです。キャリーの車輪とハンドルが加わる分、リュック単体の重量はラピタプレミアムより増えます。3WAYの最大の利点は、荷物が重くなっても転がして移動できる点ですが、段差や砂利道ではキャリーが使いにくく、背負う状態に切り替える必要があります。
デザインとリュック単品販売の有無
ラピタプレミアムはベージュ・カーキ・ブラック・レッド・ブルー・グリーンのカラーバリエーションがあり、インテリアに溶け込むシンプルなフォルムが特徴です。リュック単品でも購入できるため、中身だけ自分でそろえたい場合にも対応できます。
シェルターも複数カラーが展開されており、リュック単品販売があります。一方でものすごい防災セットのキャリーリュックは単品販売がなく、セットのみの販売となります。リュックだけほしいという用途には向かないため、この点は購入前に確認しておくとよいでしょう。
シェルター:撥水加工生地+止水ファスナー、30L、約460g、単品販売あり
ラピタプレミアム:ターポリン生地+止水ファスナー、24L、約800g、単品販売あり
ものすごい防災セット:ターポリン生地+止水ファスナー、24L(M)/36L(L)、3WAYキャリー、単品販売なし
※価格・仕様は変更になる場合があります。最新情報はラピタ公式サイト(atrescue.jp)でご確認ください。
- 素材の耐水性はターポリン生地が優位だが、シェルターも撥水加工と止水ファスナーで雨天対応
- 容量はシェルター30L、ラピタプレミアム24L、ものすごいはM24L・L36L
- 重さはシェルターが最軽量で体への負担が少ない
- リュック単品販売はシェルターとラピタプレミアムにあり
中身の構成で違いが出るポイントを確認する
3シリーズは多くのグッズを共通して含んでいますが、一部に明確な差があります。この差が「どちらを選ぶか」の判断に直結することがあるため、しっかり確認しておきましょう。
3シリーズに共通して含まれるグッズ
3シリーズに共通して含まれているのは、多機能ダイナモラジオライト・防滴ダイヤルランタン・簡易寝袋(レスキュー寝ぶくろ)・エアーマット・携帯トイレ・からだふきシート・圧縮パック・蓄光ホイッスル・軍手・レインコート・ハイブリッドレスキューシート・マスク・簡易救急セットなどです。
これらは72時間(3日間)の避難生活を想定して設計されたアイテムです。灯り・情報収集・睡眠・衛生・寒さ対策という基本の軸は3シリーズで同じです。5年以上の賞味期限を確保した状態で出荷されるという点も共通しています。
ラピタプレミアムにのみ含まれるグッズ
ラピタプレミアムの1人用には、シェルターやものすごい防災セットにないアイテムがあります。具体的にはアイマスク・耳栓・ヒートパック3回分・長期保存ミルクスティックです。アイマスクと耳栓は、避難所での睡眠環境が通常とは大きく異なることを考慮したアイテムです。慣れない環境で少しでも休めるよう配慮した構成といえます。
また、保存水は7年保存の500mlが5本入っており、ものすごい防災セットの3本より多い設定です。水は避難時にもっとも重要な資源のひとつで、この差は選択の判断材料になります。ただし保存水やグッズの内容は変わることがあるため、購入前にラピタ公式サイト(atrescue.jp)で現在の仕様をご確認ください。
ものすごい防災セットにのみ含まれるグッズ
ものすごい防災セットの1人用には、野菜ジュース2本が含まれています。一方で保存水は500mlが3本とラピタプレミアムより少なく、アイマスク・耳栓・ヒートパックも含まれません。3シリーズの中ではリュック(キャリー)機能に費用が配分されている分、グッズの一部が簡略化されていると考えるとわかりやすいでしょう。
また、3人用ラインナップがあるのはものすごい防災セットだけです。3人分のグッズを1つのキャリーリュックにまとめられるため、家族3人での避難をまとめて備えたい場合には選択肢になります。ただし3人分を一つに詰めると当然重くなるため、移動手段や避難経路の状況に合わせて検討するとよいでしょう。
| グッズ | シェルター | ラピタプレミアム | ものすごい防災セット |
|---|---|---|---|
| 保存水(1人用) | 2L | 500ml×5本 | 500ml×3本 |
| アイマスク・耳栓 | なし | あり | なし |
| ヒートパック3回分 | なし | あり | なし |
| 3人用ラインナップ | あり | なし | あり |
| 2人用リュック個数 | 1個 | 2個 | 1個(キャリー) |
- ラジオ・ランタン・寝袋・エアーマット・衛生用品など基本アイテムは3シリーズ共通
- 避難所での睡眠・快適性を意識したグッズ(アイマスク等)はラピタプレミアムのみ
- 保存水の量はラピタプレミアムが最多(1人用で5本)
- 3人用があるのはシェルターとものすごい防災セット
- 中身の仕様は変更されることがある。購入前に公式サイトで確認するのが確実です
2人用・3人用ではリュックの個数に注目する
家族2人以上でセットを選ぶ場合、見落としやすいのがリュックの個数です。同じ「2人用」という名称でも、リュックが1個のものと2個のものがあります。
ラピタプレミアム2人用はリュックが2個つく
ラピタプレミアムの2人用は、リュックが2個セットになっています。2人がそれぞれ1つずつ背負って避難できる構成です。これはシェルターやものすごい防災セットの2人用にはない特徴です。
2人用でリュックが1個しかない場合、一方が重い荷物をすべて背負うことになります。体格や体力に差がある場合や、どちらかが別の荷物(お子さんの荷物など)を持つ状況では、分散できるほうが現実的です。ラピタプレミアム2人用は価格が高めになる分、リュックが2個ついてくるという点でコストの見え方が変わります。
シェルター・ものすごい防災セットの2人用はリュック1個構成
シェルターとものすごい防災セットの2人用は、大きめのリュック1個に2人分のグッズが収納された構成です。1人が背負うか、2人で荷物を分けて別のバッグに詰め替えて持ち出す使い方になります。
ものすごい防災セットの場合はキャリーとして転がせるため、重さをある程度カバーできます。ただし避難所に入った後や段差・悪路での移動は別の話で、体力のある方が引き担当になることを前提に考えておくとよいでしょう。実際の口コミでも、避難所の中ではキャリーで運べて楽だったという声がある一方、長距離の移動に不安があるという声もあります。
3人用が必要な場合の選択肢
3人用ラインナップがあるのは、シェルターシリーズとものすごい防災セットです。ラピタプレミアムには3人用がないため、3人家族でラピタプレミアムを選ぶ場合は1人用を3セット購入する形になります。
その点でシェルターは3人用があり価格も抑えられるため、3人家族でまず防災セットをそろえたい場合のコストパフォーマンスは高いといえます。ものすごい防災セットの3人用は1つのキャリーに3人分を収納できますが、重量は相応に増えるため、移動方法を含めて検討するとよいでしょう。
リュックが何個つくか(2人用でも1個のものと2個のものがある)
キャリータイプは転がして移動できるが悪路には不向き
3人用はシェルターとものすごい防災セットにのみラインナップあり
※価格・仕様は変更になる場合があります。最新情報はラピタ公式サイトでご確認ください。
- ラピタプレミアム2人用はリュックが2個セットで2人が分担できる
- シェルター・ものすごい防災セットの2人用はリュック1個に2人分
- 3人用があるのはシェルターとものすごい防災セットのみ
- 2人用の価格を比較するときはリュックの個数込みで検討するとよいでしょう
自分の状況に合わせた選び方のポイント
3シリーズの違いが整理できたところで、どのような観点で選ぶかをまとめます。状況によって「向いているシリーズ」は変わります。
コストを抑えながら必要なものをそろえたい場合
シェルターシリーズは3シリーズの中で価格が最も抑えられており、リュックの容量は30リットルと最大です。基本的な防災グッズはラピタプレミアムとほぼ同様に含まれており、余ったスペースに自分で常備薬や着替えを追加することもできます。
避難所での快適グッズ(アイマスク・耳栓など)は含まれていませんが、それらは別途用意するという考え方もできます。防災セットをこれからはじめてそろえる方や、複数人分まとめてコストを抑えたい場合に向いているシリーズです。ただし各シリーズの価格は時期によって変動するため、購入時点の公式サイトで確認するようにしてください。
デザイン・防水性・快適グッズを重視する場合
ラピタプレミアムは、リュックの見た目にこだわりがある方や、ターポリン素材の高い防水性を求める方に向いています。玄関やリビングに置いても違和感が少ないシンプルなデザインは、防災セットを目の届く場所に置いておきたいという点で実用的です。
また、アイマスク・耳栓・ヒートパックが含まれており、避難所での生活を見据えた構成になっています。2人用でリュックが2個ついてくる点も、家族で分担して持ち出したい場合のメリットです。価格は3シリーズの中で中程度に位置しますが、2人用はリュック2個込みと考えると、コストの見え方が変わります。
キャリーで転がして移動したい・3人家族の場合
ものすごい防災セットは、避難時に荷物を転がして運びたい方や、体力面で重い荷物を長時間背負うことが難しい方に向いています。避難所に入った後の移動や平坦な道でのキャリー使用には効果を発揮します。
ただしキャリータイプはその分重くなります。悪路や段差では背負う形に切り替えが必要で、その際の重量は念頭に置いておくとよいでしょう。3人用が用意されている点は、3人家族の選択肢として有用です。中身はラピタプレミアムと概ね同等ですが、保存水や一部グッズで差があるため、最新の中身をラピタ公式サイトで確認してから購入を検討してください。
| こんな場合は | おすすめシリーズ |
|---|---|
| コスパ重視・容量大きめがほしい | シェルター |
| デザイン・防水性・快適グッズを重視 | ラピタプレミアム |
| 2人用をリュック2個で分担したい | ラピタプレミアム(2人用) |
| キャリーで転がして移動したい | ものすごい防災セット |
| 3人分を1つのバッグにまとめたい | ものすごい防災セット(3人用) |
- コスパ・容量・軽さ優先ならシェルター
- デザイン・防水性・快適グッズ優先ならラピタプレミアム
- キャリー機能・3人用ならものすごい防災セット
- 2人用の場合はリュックが何個つくかを必ず確認する
- 中身の仕様は時期によって変わるため、購入前に公式サイトで最新情報を確認するとよいでしょう
まとめ
ラピタの防災セット3シリーズは、名前が似ていても「リュックの素材・容量・機能」「中身の構成」「人数別のリュック個数」にはっきりとした違いがあります。コスパ・容量重視ならシェルター、防水性とデザイン・快適グッズ重視ならラピタプレミアム、キャリー機能や3人用が必要ならものすごい防災セットという整理が判断の軸になります。
まずラピタ公式サイト(atrescue.jp)で現在の中身と価格を確認し、家族の人数・体力・避難経路の状況と照らし合わせてみてください。とくに2人用を検討する場合は、リュックが何個つくかを確認することが重要なポイントです。
防災セットは「いつか買う」と思っているうちに、いざ災害が起きてから注文しても数か月待ちになることがあります。自分に合うシリーズが見えてきたら、まず一歩、公式サイトを開いてみるところから始めてみてください。


